別居、はじめました。

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花粉症と口腔アレルギーについて

 

りんご、桃、キウイなどを食べて、唇、口内、喉などに、イガイガやかゆみを感じたことはありませんか?

 

 

 

実はそれ、口腔アレルギー症候群とよばれる病気の特徴的な症状です。

 

口腔アレルギー症候群は花粉症患者に多く発症することが分かっています。

 

花粉症に悩まされている人は、口腔アレルギー症候群についても知っておく必要があるでしょう。

 

 

花粉症患者の10人に1人は発症する!? 口腔アレルギー症候群とは

 

 

 

今や国民病と呼ばれる花粉症は、日本人の34人に1人の割合でいると考えられ、年々その患者数は増えています。花粉症の症状だけでも辛いですが、花粉症患者のなかには、特定の生の果物や野菜を食べると、およそ15分以内に唇、口内、喉などにかゆみやイガイガするような症状が出る人がいます。これは口腔アレルギー症候群とよばれ、花粉症患者のうちの10人に1人の割合で発症するといわれています。

 

口腔アレルギー症候群の主な症状としては、唇や口の中、のどの奥の刺激感、かゆみ、腫れや閉塞感などがあります。まれに鼻水や結膜の充血、咳や喘息、呼吸困難、腹痛、下痢、じんましんを引き起こす場合もあります。更に激しい場合には、急激に血圧が低下し意識がなくなるなどショック状態に陥る「アナフィラキシーショック」を起こすこともあるため、注意が必要です。

 

 

 

花粉症と口腔アレルギー症候群の関係

 

 

 

花粉症と口腔アレルギー症候群、この2つにはどんな関係があるのでしょうか。そのためにはまず、花粉症が発症する仕組みを知っておく必要があります。

 

特定の果物や野菜に含まれるアレルゲンの構造は、花粉のアレルゲンと構造がよく似ています。そのため特定の果物や野菜を食べると、花粉が侵入してきたと勘違いし、すでに体で作られているIgE抗体と反応、アレルギー症状を起こします。

 

 

 

花粉症を引き起こす花粉の種類によって、口腔アレルギー症候群を引き起こす果物・野菜は異なります。

 

花粉と関連があるとされる果物・野菜

 

 

 

 

 

口腔アレルギー症候群になった場合は 

 

まずはアレルギーの原因となる食べ物をなるべく食べないことが大切です。

 

息苦しい、意識が朦朧とするなど、症状が重い場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

 

花粉症と同じく、完全に治すことはできませんが、その食べ物の摂取を控えることで、発症を抑えることは可能です。不安な場合は、食べる前にほんの少しだけ舌にのせて、もしピリピリとした刺激を感じるようなら食べるのをやめます。症状が軽いからといって食べ続けると重症化する危険もあります。

 

原因となる物質が分からない場合、病院でアレルギーの原因を特定する検査を受けてみてはいかがでしょう。

 

血液検査で食物アレルギーの有無が分かりますので、気になる人はかかりつけ医、または近くの耳鼻咽喉科などで相談してみましょう。

 

 

私自身のお話

私自身、幼少期から花粉症に悩まされていましたが、それと併せてしんどかったのはメロンやスイカなどの果物を食べると喉が痒くなること。

当時はまだ花粉症と果物アレルギーの関係性は認知されておらず、私自身、ただただ果物を食べると痒くなるから避ける、という状況でした。

家族や周りの人にも、え、果物が食べれないの?なんで?という反応され、アレルギー反応が出るというのも、理解されませんでした。

10年ほど前に耳鼻科にて採血でアレルギー検査をしてもらった際に、追加で果物等も調べてもらいました。その時私は果物のアレルギーがあるのが確定したのですが、当時その耳鼻科の医師は果物アレルギーもあるんだねぇという反応でした。

 

3年前、別の耳鼻科に初診で行った際に、その採血結果を持っていたのですが、そこの耳鼻科医の先生に、初めて花粉症と果物アレルギー、所謂口腔アレルギー症候群の話をしてもらいました。

私自身、食べれない果物が多く、その採血結果を見て、先生は、りんごで症状が出るということは、この地域にはあまり生えていないシラカバの花粉症もあるということだね、と、花粉症から口腔アレルギーだけでなく、口腔アレルギーから花粉症など、とても親切に教えてくれました。

 

 

ここ近年で口腔アレルギー症候群の認知は広まったように思います。

しかし、すべての耳鼻科でその認識がある、とはまだ言いにくいかもしれません。

(先日採血してくれた耳鼻科に再度行く機会があり、受診したのですが、話が噛み合いませんでした)

医師も現場に出てからは、自己研鑽となります。最新の情報にアップデート出来ていない医師もいるでしょう。

なので、一か所に行って、話が噛み合あないなぁと思ったら、違う耳鼻科に行ってみるのみいいと思います。

アレルギー症状によっては命にかかわる場合あります。

自分が安心できる医師を探してみるのが一番だと思います。